なぜ、「時代は繰り返される」のでしょう。
それは、私たちが人間だからです。
変わらない人間、変わらない世界
『ファクトフルネス』が示しているように、長い目で見れば、人類の暮らしは少しずつ良い方向へ向かっています。 けれど、その変化には、あまりにも長い時間がかかります。 だから人類は、何度も同じような苦しみを繰り返し経験してきました。 そして今も、私たちは毎日、不安や恐れを抱えながら生きています。
それなのに、なぜ私たちは、もっと自分を信じることができないのでしょう。
不安があっても、昨日は死ななかった。 苦しいことがあっても、今日まで生きてきた。
「死ねなかった」と感じる人もいるかもしれません。 でも、人間は、そう簡単に死ぬものではありません。
世の中が、そう簡単には変わらないように、 人間も、そう簡単には変わらない。 そして、人間が変わらないから、世の中もなかなか変わらない。
けれど、本当は、すべてのものが常に変化しています。
「成長」も「老化」も、変化の一部
私たちは子どもの頃、成長していくことを当たり前のように受け入れていました。 早く大人になりたい。 背が伸びたい。 できることを増やしたい。
でも、「成長する」ということも、実は「変化する」ということです。 そして、成長が止まったように見える大人になってからも、変化は止まりません。 私たちは、それを「老化」と呼ぶことがあります。 けれど老化もまた、毎日の小さな変化の積み重ねにすぎません。
つまり私たちは、生まれてから死ぬまで、ずっと変化の中にいる。
地球と一緒に、動き続けている
地球が毎日回っているように、私たちも毎日、変化しています。 そして地球だけではありません。 地球は太陽の周りを回り、太陽系もまた、宇宙の中を動いています。
だから考えてみれば、私たちは一生のうち、 「まったく同じ場所」にいたことなど、一度もないのです。
夜になれば、地球の反対側へ回り、 朝になれば、太陽の光を受ける。
私たちは、自分では動いていないと思っていても、 地球と一緒に、宇宙の中をずっと動き続けています。
私たちは、地球の上に置かれている存在ではありません。 地球と一緒に、生きている。
そう考えると、昨日と今日が同じように見えても、 本当は何もかもが少しずつ変わっています。
繰り返しているようで、同じ場所には戻らない
人間も変わる。 社会も変わる。 時代も変わる。
だからこそ、同じことが繰り返されるように見えても、 私たちはまったく同じ場所に戻っているわけではありません。 変化しながら、歴史を繰り返しているのです。
だから、今が苦しいからといって、 この状態が永遠に続くわけではありません。
昨日を越えて、今日まで生きてきた。 それだけでも、私たちはすでに、昨日とは違う場所にいます。
万物流転
すべてのものは、変わり続ける。
ならば私たちは、「変わらなければ」と焦らなくてもいいのかもしれません。 今日を生きているだけで、私たちはすでに変化の中にいるのです。
地球が回り続けるように。 宇宙が動き続けるように。
私たちの人生もまた、 静かに、確実に、次の場所へ向かっています。
Hoo〜〜 Waa!


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